いちょう並木

御堂筋の並木は1937年(昭和12年)、御堂筋の完成と共に植えられました。現在では大阪市の指定文化財となっており、季節によっていろいろな顔をみせる御堂筋のいちょう並木は、府民投票の結果により、1989年(平成元年)4月に大阪みどりの百選に選定されました。

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御堂筋は大阪を代表する美しい街路であり、電柱の地中化をはじめ、大阪の近代都市景観の石杖としても非常に重要です。大阪市が指導している、まちなみ誘導では、「イチョウ並木を主体とした緑豊かな都心のオアシス空間づくり」を目標としています。

このいちょう並木は大阪を代表するものであり、大阪市は平成12年度に市の指定文化財に指定しています。

府民投票によって選ばれる「大阪みどりの百選」にも御堂筋のいちょう並木が選出されていることからも、市民に広く親しまれていることがわかります。

淀屋橋から難波までの区間では、毎年樹齢に至ったものを新しく植替えて景観を維持するなどの努力が続けられています。近年は銀杏の匂いの問題もあり、雄株が植えられるようになっており、近い将来全て雄株になるかもしれませんが、文化や風情が失われるとして賛否両論があります。

1937年の竣工時は淀屋橋以北はプラタナスが植えられていましたが、現在ではいちょうに植え替えられています。

大阪みどりの百選

国際 花と緑の博覧会を記念して、大阪の優れたみどりの景観を再発見し、みどりに対する関心と大阪への愛着を深めようと、大阪みどりの百選選定委員会が府民投票を行い、1989年、大阪府内の自然名所100ヶ所が選出されました。

大阪市指定文化財 御堂筋銀杏並木
所有者 国(国土交通省)
所在地 大阪市中央区北浜3・4丁目〜難波3・4丁目

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